結露の予防方法

結露のメカニズ

ご存知のお通り結露とは、空気が温度の低い物体に触れるなどにより冷やされることによって、空気の水蒸気を含むことができる許容範囲が下がり、その限界を超えた水蒸気が液体の水に変わる現象を言います。

暖かい空気ほど水蒸気を含む量が多くなり、冷たい空気は反対に少なくなります。

同じ量の水蒸気を含む空気でも、温度が高ければ乾いた空気となり、温度が低いと湿った空気になります。

結露の起こりやすい物体は、熱が伝わりやすい物体です。

例えばガラス製のコップや金属製のコップに、冷たいビールを注ぐとすぐにコップの廻りに結露した水滴が付きます。

反対に木のコップは、冷たいビールを入れてもすぐには結露しません。また結露は表面がツルッとしたものほど起こりやすく、表面がザラッとしたものは比較的結露がおきにくいです。

このことからサーモバリアをはじめとする遮熱シートは、金属幕のアルミシートを使用しているので、結露しやすい素材といえます。

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予防方法

遮熱シートを使用する上で、結露の予防方法にはいくつかあります。

方法1.防水紙の外側に遮熱シートを施工する

【屋根面】
防水紙の上に遮熱シートを貼る方法です。カラーベストやガルバニュウム鋼板の場合は、二重ノジ板工法となりますので注意が必要です。この場合防水紙は遮熱シートの上になりますが、遮熱シートは二重ノジ板の上になりますので、ノジ板のジョイントを目張りして室内の空気と遮熱シートが触れない状態にすれば、結露はまず起きることは無いでしょう。また小屋裏の換気を確保することで、より結露が起きにくくなります。

仕上材:瓦

仕上材:カラーベスト・ガルバニュウム鋼板 (二重ノジ板工法)

【壁面】
透湿防水シートの外側に施工する方法です。透湿防水シート用の通気層を確保するために通気ドウブチを縦方向に取付け、サーモバリアを張ります。この上に反射空気層を確保するためのドウブチを取付け、外壁材を貼ります。

方法2.断熱材との併用

断熱材を使わず遮熱シートだけでの施工法もありますが、断熱材を併用することで、遮熱シートを温度差から守ります。遮熱シートは輻射熱には大変効果がありますが、対流熱・伝導熱に対しては効果が低いので、対流熱・伝導熱に効果が高い断熱材を併用することで、室内の温度環境がより良くなると考えられます。

方法3.換気する

暖かく湿った空気が室内で冷やされる前に換気すれば、結露の被害にあることはありません。
屋根裏は暖かい空気が溜まりやすいので、充分な換気を行ないましょう。
壁の中も結露しますので、透湿シートなどを使用し湿気が溜まらないようにします。

方法4.防湿層の施工

冬場、暖房時にはたくさんの水蒸気が室内で発生します。
この水蒸気を漏れ出さないようにビニールシートを室内側に張りめぐらせて防湿層を形成します。これにより遮熱シートに室内の空気が触れることが無くなり、結露を防ぎます。

結露の予防方法を簡単に紹介しました。一般的に結露は冬場起きる現象と思われていますが、夏場でも結露は発生します。梅雨の時期などは、温度、湿度ともに高くなるため、気温よりも冷たい物体は結露します。例えば床下は外気温度よりも冷えた状態の場合があるため、床下へ入り込んだ外気が冷やされ、保温されていない水道管や飛び出した釘などに結露することがあります。 夏場の結露対策も考え対処するようにしましょう。

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