フィット工法


熱を放出する機械の
こんな悩みを解決します
- 機械・炉の熱を防ぎたい
- 従業員の作業環境が暑すぎる
- 工場内の冷暖房費が高い
- 低価格で熱対策を実施したい
- 機械をなるべく加工せず、熱対策を実施したい
- 溶鉱炉などの大型機械の生産性を高めたい
- 短時間で熱対策を実施したい
- 長期耐久性のある製品を施工したい
サーモバリア
フィット工法とは?
また、空調器の効率化・省エネにも効果があるため、作業環境の改善や熱中症対策に貢献します。

フィット工法で
乾燥炉や機械から
出る熱を大幅にカット


特徴
- 不燃認定取得シート
- 熱に強く厚さ0.2mm
- 縫製加工ができシートのつなぎ合わせが
可能 - 熱対策、省エネ効果が期待できる

サーモバリアフィット工法は、高温の機械が原因の熱対策と省エネを実現するために開発された特許工法です。この工法は、両面にアルミ箔を施した不燃シートを使用しています。シートの厚さはわずか0.2mmでありながら、高い耐熱性を持つため、さまざまな高温機械に対応可能です。
使用実例
鉄を溶かすキューポラ(溶解炉)に施工


鉄を溶かすキューポラへの施工例です。これまでキューポラの表面は約200°Cの温度が記録されていましたが、サーモバリアをフィット工法で施工することで、表面温度は約25°Cまで低下しました。
これは室内温度の抑制に、大いに貢献します。
また、溶け出す鉄の量が13%増加し、作業効率も大幅に改善されました。

静岡大学工学名誉教授 熱工学専門
中山 顕先生
静岡大学工学部の中山顕教授による実験では、鉄板温度198°Cの環境下で、サーモバリアフィットが輻射熱を約1/3に抑制することが確認されています。このように、サーモバリアフィット工法は高い熱遮断性能と柔軟な施工方法を兼ね備え、工場や高温作業場における熱対策と省エネルギー化に大きく貢献する技術として注目されています。
フィット工法は弊社が開発した
「特許工法」です

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特許取得済み
特許:第6598337号
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不燃認定
DR-2072・2073

フィット工法の良さ


防ぎようのなかった機械の熱を
簡便に防ぐことができる新しい工法

フィット工法は、熱を放出する大型機械を加工した遮熱材「サーモバリア」で覆い、工場内への輻射熱の放出を防ぐ、革新的な工法です。
機械そのものへの取付け施工を行わないため、施工後はメンテナンスや検査を簡単に行うことができます。
サーモバリアフィット工法は、機械から出る熱を、非常に簡便かつ安全な方法で抑制できる革新的な工法です。

短時間施工・低価格

サーモバリアフィット工法は、短時間施工・低価格を実現します。
大型機械への施工でも、機械の移動や、機械そのものへの大規模な加工の必要がなく、短時間かつ低価格での施工が可能です。機械全体を覆う工法のため、複雑な形状の機械にも問題なく対応できます。
初期費用を抑えつつ、長期的な維持管理コストの削減を実現。経済的かつ効果的な暑さ対策として、多くの企業から信頼を得ています。


熱に強い不燃認定取得シートで
安心・安全

フィット工法では、高度な耐熱性能を持つ不燃認定取得シートを採用しています。これは厳しい基準をクリアし、国土交通大臣から不燃性能の認定を受けた優れた素材であることを示します。
溶解炉や高温プレスなど、極めて高温になる大型機械への施工に向いている製品で、従来の遮熱材では対応が難しかった熱に近い環境下でも、安定した遮熱効果を発揮し続けます。
高い耐久性と信頼性を兼ね備え、長期間にわたって機械の保護と作業環境の改善に貢献します。
施工例
鉄を溶かす
キューポラに取付け
加工例
アコーディオン式カーテン
西日対策にロールカーテン
マグネット式防虫カーテン
「ガラスクロス高温度仕様」
乾燥炉や機械から出る熱を大幅にカット!
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サイズ
T=0.2mm W=1.2m L=40m(48㎡)
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価格
オープン価格

ガラスクロス繊維に特殊樹脂シートを合わせ両面にアルミ箔を施した不燃シート。縫製加工ができテントのような広範囲なシートを形成することができます。

製品仕様
製品名 | サーモバリア フィット | |
---|---|---|
製品タイプ | 0.2㎜タイプ | |
製品構造 | アルミ箔+ガラスクロス+アルミ箔 | |
製品サイズ | 1.2m×40m | |
厚さ | 0.17㎜~0.2㎜ | |
重量 | 202g/㎡ | |
放射率 | 3% | |
熱伝達性 (放射熱ばく露) |
RHTI24 | 162.8(秒) JIS T8020-2005 B法 放射熱流速:40kW/㎡ |
RHTI24-RHTI12 | 91.8(秒) JIS T8020-2005 B法 放射熱流速:40kW/㎡ |
|
熱伝達性(放射熱ばく露) |
RHTI24 162.8(秒) RHTI24-RHTI12 91.8(秒) |
|
引張強度(たて) | 2630N(268kgf) | |
引張強度(よこ) | 1630N(166kgf) | |
アルミ純度 | 99.35% | |
使用温度範囲 | -30℃~210℃ |
導入されたお客様の声
従業員様も効果を実感!
機械から出る熱対策
「サーモバリアフィット工法」を
導入いただいた三協製作所様

岐阜県美濃市にある株式会社三協製作所様では、熱間鍛造を始め、穴あけ、フライス等の製造を行っています。
今回は工場内における夏の暑さ対策として、弊社の「サーモバリアフィット工法」を導入いただきました。導入後の効果、変化などについてご感想をお聞きしました。

多くの企業が遮熱材
「サーモバリア」を導入し、
暑さ対策に成功しています
数字でわかる
サーモバリアフィット工法
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消費電力量の削減額
年間273万円削減
条件
- ・炉面積100㎡
- ・炉表面温度145℃
- ・1日8時間230日間稼働
- ・電気料金17円/kWh
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作業環境の改善度
機械周辺の気温が
3/1に低下条件
炉表面温度198℃
フィットなし57℃
フィットあり19℃
(輻射熱温度) -
熱反射性能の持続期間
10年以上の
長期効果持続