寒い部屋を簡単なDIYで対策してみよう。知っておきたい寒さの原因とおすすめのDIYグッズ3選

「部屋が寒い...。今流行りの『DIY』でなんとかならないかな？」

そう思っても、何をすれば分からなかったり、DIYをしても効果があるのか不安で着手できていない方も多いのではないのでしょうか？業者に依頼する必要のあるリノベーションに比べて、ご自身できるDIYは安価な反面、不安もつきものです。もしやる場合は、事前に寒さの原因を理解したうえで「DIY」にチャレンジしてみると良いでしょう。本記事ではDIYで出来る寒さ対策と、おすすめのグッズを3つ紹介します。

｢部屋が寒い...｣と感じる、大きな2つの原因

結論から言うと、部屋の寒さは1つの原因に集約されるわけではありません。さまざまな原因が重なり室温の低下を引き起こしています。”エアコンの温度が低い”、”外壁が薄い”など細かい原因を考えればキリがないですが、寒さの多くは以下の2つの原因に起因していることが多いです。

【原因1】部屋の断熱性が低い

部屋の断熱性が低いことで室内にあった熱が逃げていき、室温が低下します。熱は一定の温度を保とうとする性質があるので、断熱性が低い部屋で暖房をつけても壁や窓を介して外の冷たい空気と触れる事で冷まそうとする働きが出てきます。暖房をつけてもなかなか部屋が温まらなかったり、暖房機部分から離れた場所に行くと急に寒くなってしまうのはこのような理由からです。

このような場合、断熱性を高める対策をする事で保温効果を高め、寒さを解消することができるでしょう。具体的には厚手のカーテンを用いて窓際や壁などの冷気を暖かい空気に触れさせない対策や、断熱シートの設置で冷たい空気と暖かい空気が触れる間に空間を作る方法が効果的です。

【原因2】隙間風が入っている

築年数が長い物件や直射日光の影響を受けて窓枠のゴムが劣化している場合、窓枠に隙間が空いてしまっている可能性があります。そこから冷たい空気と暖かい空気の入れ替わりが発生します。これにより室内の温度低下が起こっているのです。このような場合の有効な手段は、その隙間を埋める事です。具体的にはスキマテープの設置や窓枠のゴムの張替えなどを行い、部屋に冷たい空気を入れさせない対策が効果的でしょう。

DIYで出来る寒さ対策とおすすめアイテム3選

以下では前項で述べた寒さの原因を踏まえて、DIYで出来る寒さ対策とおすすめのアイテムについて紹介していきます。

【おすすめアイテム１】内窓（二重窓）の設置

「内窓（二重窓）の設置ってかなり難しそう...」と思うかもしれませんが、初めての方でも簡単に内窓を設置できます。ほとんどがフレームと窓のセット販売で、設置方法についてはYouTubeで多くのクリエイターが解説していたり、販売商品自体にも説明書が取り付けられているので、初めての方でもYouTubeの視聴や説明書を参考にすれば設置は十分可能でしょう。値段も3~5万円程度で一式の材料は揃える事が出来ますので、少額の費用でしっかりとした効果を得たい方にはおすすめです。

【おすすめアイテム２】厚手のカーテン（断熱カーテン）への変更

時間とお金をかけず寒さ対策を行いたい方は、カーテンを厚手のものに変えるのも良いでしょう。現在使用しているカーテンの厚さを変えるだけで対策が完了するので時間が無い方や費用をあまりかけたくない方におすすめです。また中には断熱用カーテンなど、寒さ対策に特化したカーテンも販売されているので本格的に寒さの対策を行いたい場合は、性能にも注目して購入することをおすすめします。

【おすすめアイテム3】用途に合ったスキマテープを隙間に設置

窓の冊子や部屋の隙間風が気になる方はスキマテープを使用すると良いでしょう。注意点としては、用途に合ったスキマテープを使用することです。

多くの方がイメージするのはスポンジのついた簡易的なスキマテープだと思います。もちろん必要な場合にはそれらを使用するのも良いですが、一括りに「隙間」といってもさまざまなサイズや形、場所があります。それらを全て同じ性能を持ったスキマテープで防ぐのは不可能です。ですのでドア下からの隙間風であれば「ドア下専用隙間テープ」を選択し、窓枠からの隙間風であれば「窓枠専用隙間テープ」を選択するようにしましょう。

個人でできるDIYでの寒さ対策には、限界がある...。

前項はDIYで出来る対策をお伝えしましたが、DIYではどうしても限界があります。根本から解決をしたい場合は業者にお願いするのが確実でしょう。特に住宅会社やリノベーション専門の業者であれば、自宅の壁内部に断熱材を施工したり、遮熱材を施工することで、寒さ対策を行ってくださる場合もあります。DIYをやってみた結果「多少は暖かくなったけれど...まだ寒い」「費用がかかっても良いから暖かい家に住みたい」と言う場合は、業者に相談してみるべきです。

自宅はゆっくりくつろいでリラックスするためのスペースでもありますので、寒くてリラックスできないというのは辛いです。住宅に関連する業者であれば、部屋の断熱性や遮熱性を高めるための手法もご存知のはずですので、一度相談してみるのが良いでしょう。また弊社で取り扱っている遮熱材「サーモバリア」は住宅への施工も可能ですので、ぜひこちらのページもご覧くださいませ。

関連ページ：住宅にサーモバリアを施工することで、夏の”暑さ”と冬の”寒さ”を改善します

まとめ

部屋が寒いと感じたら、部屋が寒くなっている原因をしっかりと特定しましょう。特定をしないままの対策では効果が感じられなかったり、無駄な費用を使ってしまったりする可能性があります。また費用を抑えて対策したい場合や簡易的な対策で効果を感じたい場合は、今回紹介した対策方法をご自身で行ってみると良いでしょう。その上で効果を感じる事ができず、自身での対策が難しいと感じたら業者に頼むのも視野に入れておくことをおすすめします。