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光熱費を抑える方法とは?光熱費が高くなる原因と具体的な10個の対策

光熱費削減
光熱費を抑える方法とは?光熱費が高くなる原因と具体的な10個の対策

光熱費のかからない家とは、電気代などの光熱費を抑えることが可能な省エネ住宅のことです。

省エネな家づくりを行うには、冷暖房の性能をアップさせるために断熱、遮熱などを行い外からの熱を防ぐことが大切です。

たとえば断熱リフォームを行うことで、室内に熱が入るのを抑え、室温上昇を抑えます。また、遮熱シートを屋根に施工することで、日射による輻射熱を抑え、冷房による光熱費を削減します。

本記事では光熱費のかからない家づくりのポイント、リフォームの種類について紹介します。

光熱費が高くなる原因

光熱費が高くなる原因には、家電や電気代高騰などの理由が挙げられます。 まずは光熱費が高くなる原因について、それぞれ解説します。

  • 原因1 電気の消費量が多い家電を利用するため
  • 原因2 電気代の高騰化

原因1 電気の消費量が多い家電を利用するため

光熱費は、家電の電気消費量が多くなると高くなります。家庭で利用される家電のうち、電気消費量が多い機器は以下の通りです。

  • 冷蔵庫
  • 照明器具
  • テレビ
  • エアコン

上記家電の光熱費を削減するには、冷蔵庫や照明など、電気消費量が多い家電の使い方を工夫する、または省エネ効果の高い冷蔵庫、照明、エアコンなどに切り替えるといいでしょう。

とくにエアコンは、夏と冬に利用する機会が増える機器となります。夏は、太陽の熱で屋根が暑くなり、その熱が室内に降りてくることから、室温上昇の要因となります。

室温上昇は冷房代がかかる原因となるので、省エネには外からの熱が室内に侵入するのを防ぐ必要があります。たとえば、輻射熱に効果のある「遮熱シート」を屋根に施工することで、日射による輻射熱を反射し、熱が室内に侵入するのを防ぎます。

    サーモバリア遮熱シートはアルミ純度が高いほど効果が高いので、アルミ純度99%以上のアルミ箔を使用した「サーモバリア」もおすすめです。サーモバリアによって輻射熱を抑えることで室温上昇を防ぎ、冷房の効きがアップするので省エネに繋がります。

    原因2 電気代の高騰

    光熱費は、電気代の高騰によっても上がります。近年、各電力会社の電気料金が値上がりを続けています。電気代が高騰する原因は、石炭や液化天然ガス(LNG)などの輸入価格高騰の影響で、燃料費調整額が値上げされているためです。

    日本の電気事業者が発電している電気は、主に石炭、液化天然ガス(LNG)などを燃料とした火力発電からのものです。さらに石炭は29.7%、液化天然ガスは37.6%を占めています。

    日本はこれらの燃料を海外からの輸入に頼っているため、石炭や液化天然ガスが高騰すると電気料金値上がりの原因となります。

    関連資料:電力調査統計 結果概要【2021年12月分】|経済産業省資源エネルギー庁

    光熱費を抑える方法(リフォーム)とは

    光熱費を抑える方法は、日常生活の中でできることや、お金をかけてリフォームをするなど多種多様の方法があります。ここでは、光熱費を抑える方法について以下の10個の方法を紹介していきます。

    • 節水トイレを設置する
    • 照明をLEDに変える
    • 窓に断熱シートを貼る
    • 節水・節湯型水栓を利用する
    • 保温性の良い浴槽にする(高断熱お風呂)
    • 高効率給湯器を設置する
    • オール電化を検討する
    • 断熱リフォームをする
    • 遮熱工事をする
    • ソーラーパネル(太陽光発電)を設置する

    節水トイレを設置する

    トイレ節水トイレの設置により、水の無駄遣いを防ぐことができます。節水トイレとは、1回で使用する水の量を押さえて利用できるトイレのことです。節水トイレには、以下のような特徴があります。

    • 水流の向きを渦巻きにする
    • 便器の素材を汚れにくいものにする

    水流の向きを渦巻きにすることで、少ない水量でも渦の洗浄力でトイレを綺麗にすることができます。また、便器の素材を汚れにくいものにすることで、少ない水量で洗浄が可能となります。

    汚れにくいトイレの素材には、以下の種類があります。

    いずれの素材も水アカ汚れを防ぐので、掃除回数を削減できます。掃除回数を減らすことで何度も水を流す必要がなくなり、水道代を抑えることが可能です。

    照明をLEDに変える

    照明照明電球をLEDにすることで消費電力の削減が可能になり、結果として電気代の削減につながります。LED電球とは、電球の中でも消費電力の少ない電球のことです。

    また、LEDは白熱電球などと比べると以下のように寿命が長く、買い替えも少なくて済むのでお財布にも優しいです。

    • 白熱電球…1000~2000時間(1日8時間点灯の場合125~250日)
    • 蛍光灯…6000~12000時間(1日8時間点灯の場合2~4年)
    • LED…40000~50000時間(1日8時間点灯の場合13~17年)

    窓に断熱シートを貼る

    窓に断熱シートを貼ることで、夏時期の室外からの熱の侵入を防ぎ、冷房コストを抑えます。

    断熱シートとは、熱の伝導を遅らせるシートのことです。窓に施工することで、外部から入る熱を防ぎ、冷房の効きがアップします。

    また、断熱シートには室内の熱が外に逃げるのを防ぐ効果があります。窓部分に断熱シートを貼ることで、冬時期は室内の暖房で暖められた空気が逃げるのを防ぎ、冷房コストを抑えます。

    窓ガラスは部屋の熱を逃がし、冷気を取り込みやすい部分です。断熱シートを窓部分に貼ることで、室内の熱を外に逃げるのを防ぎ、暖房の効きが良くなります。

    節水・節湯型水栓を利用する

    水栓家の蛇口やシャワーなどを節水・節湯水栓にすることで利用する水を節水でき、水道代削減に繋がります。

    節水・節湯水栓とは、「都市の低炭素化の促進に関する法律(エコまち法)」に基づき規定された「低炭素建築物認定基準 節水に資する水栓」に該当する水栓のことです。

    対象の水栓は、以下の通りです。

    • 公益財団法人日本環境協会のエコマーク認定を取得した水栓
    • 公益財団法人日本環境協会のエコマーク認定を取得した水栓」と同等以上の節水性能を有する水栓

    節水・節湯水栓には、以下のような種類があります。

    • スイッチひとつで、簡単に水の出し止めが出来るタッチ式の水栓
    • 吐水口先端のセンサーに手をかざすだけの簡単操作ができる水栓
    • 手元で簡単に湯水を出し止めできる手元止水機構のついたシャワーヘッドなど

    手手元で簡単に水を出し止めできるので、水の使用量を削減できます。

    節水・節湯水栓を選ぶ時には、お風呂、トイレ、台所など利用する場所にあわせて、必要な機能を持つタイプを選ぶことが大切です。

    保温性の高い浴槽にする(高断熱お風呂)

    風呂保温性の高い浴槽(高断熱お風呂)を利用することで、ガス代、電気代などの光熱費を抑えることができます。

    お風呂は一度冷めると、追い炊きをして温める必要があります。しかし追い炊きはその都度エネルギーが必要なので、ガス代、電気代がかかる原因となります。

    そこで保温性の高い浴槽を設置することによりお湯が冷めにくくなり、光熱費の削減に役立ちます。

    高効率給湯器を設置する

    高効率給湯器を利用することで、燃料消費を抑えられるので、毎月の光熱費を節約できます。高効率給湯器とは、少ないエネルギーで効率よくお湯を作れる給湯器のことです。

    高効率給湯器には、以下の3種類があります。

    • エコキュート
    • エコジョーズ
    • エコフィール

    エコキュートは、大気中の熱を圧縮して高温化し、その熱を水に伝えることでお湯を作ります。夜間にお湯を沸かしてタンクに貯め、日中はタンクのお湯を使用するので、電気料金が日中より安い夜間の料金プランを利用できます。

    エコジョーズは、排気熱を利用して水を温めることにより、少ない燃料でお湯を効率よく沸かすことができます。エコフィールは、排熱を利用して水を温めるため、月々の石油代を抑えられるメリットがあります。

     

    オール電化にする

    オール電化地域によってはオール電化により、光熱費を削減できます。オール電化とは、調理、給湯や冷暖房器具などをすべて電気でまかなう住宅のことです。

    プロパンガスなどのガス料金が高い地域であれば、オール電化住宅にすることでガス費用を抑えることができ、光熱費を削減できます。省エネ住宅を考えている場合は、ガスを使わないオール電化の方がお得かどうかも検討してみると良いでしょう。

    断熱リフォームをする

    断熱材の仕組み

    断熱リフォームを行うことで、室内に熱が入るのを防ぎ、冷暖房の使用を控えるようになるので間接的に光熱費を削減できます。

    断熱リフォームとは、断熱材を壁、屋根などに施工するリフォーム方法です。断熱材は熱の移動を抑え、室内に熱が侵入するのを抑える素材のことです。断熱材は気体(空気)の断熱性能によって熱の移動を抑え、熱の伝導を遅らせるので、夏の暑さ対策に効果的です。

    ただし、熱の伝わり方には対流熱、伝導熱、輻射熱の3つの種類がありますが、断熱材が効果を発揮するのは、対流熱、伝導熱のみです。建物内の熱の種類、熱移動の割合は、以下の通りです。

    熱の種類

    • 伝導熱…湯たんぽ、カイロなど(5%)
    • 対流熱…エアコン、通風ヒーター(20%)
    • 輻射熱…電気ストーブ(75%)

    断熱材で対策できる熱は熱全体の25%であり、残りの75%は輻射熱が占めています。熱の移動を防ぐには、断熱だけでなく輻射熱対策も行うことが重要です。

    そこで断熱材と遮熱材を組み合わせて使うことで、すべての熱を防げるため理想的な断熱を実現できます。

    遮熱工事をする

    省エネ対策にサーモバリアスリム施工住宅に遮熱工事をすることで、空調の効率をアップさせ、間接的に省エネ効果が見込めます。遮熱工事とは、輻射熱を反射する遮熱材を屋根、壁などに施工する工事のことです。遮熱材には、暑さの原因となる輻射熱を抑える効果があり、遮熱塗料、遮熱シートなどの種類があります。

    輻射熱とは赤外線(電磁波)によって伝わる熱のことで、人体の体感温度を上げる原因のひとつです。

    輻射熱遮熱シートを住宅屋根に施工することで輻射熱を反射し、室内の温度上昇を抑えます。さらに体感温度を下げることができるので、光熱費削減に役立ちます。遮熱シートの効果については、「遮熱シートの効果とは?実際の実験データからその疑問にお答えします」で解説しているため合わせてご覧ください。

    ソーラーパネル(太陽光発電)を設置する

    太陽光発電ソーラーパネル(太陽光発電)を設置することで、発電した電気をエネルギーとして使うことが可能となり、光熱費削減に繋がります。

    ソーラーパネル(太陽光発電)とは、シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を用いて、太陽の光エネルギーを太陽電池(半導体素子)によって電気に変換する発電方法です。

    ソーラーパネル(太陽光発電)は、屋根上にパネルを設置し、光エネルギーを取り込むことで発電します。ソーラーパネル(太陽光発電)で電気を自給自足することで光熱費を削減でき、さらに災害の備えとしても安心です。

    まとめ

    光熱費のかからない家とは、電気、ガスなどの光熱費を抑えることができる住宅のことです。光熱費のかからない家は、光熱費を抑える対策や、省エネに効果的なリフォームを行うことで実現します。光熱費を抑える方法(リフォーム)とは、以下の通りです。

    • 節水トイレを設置する
    • 照明をLEDに変える
    • 窓に断熱シートを貼る
    • 節水・節湯型水栓を利用する
    • 保温性の高い浴槽にする(高断熱お風呂)
    • 高効率給湯器を設置する
    • オール電化にする
    • 断熱リフォームをする
    • 遮熱工事をする
    • ソーラーパネル(太陽光発電)を設置する

    これらの対策を行うことで、電力、水、ガスなどのコストを抑えることが可能です。ただ断熱リフォームの場合は輻射熱を抑える作用がないので、遮熱材との併用がおすすめです。伝導熱、対流熱を抑える断熱材と、輻射熱の反射に優れた遮熱材を合わせて使用することで3つの熱の移動の全てを効果的に止める「理想的な断熱」を実現します。

    遮熱材はアルミ純度が高いほど高い効果を発揮するので、純度の高い遮熱シート「サーモバリア」もおすすめです。輻射熱を97%カットするサーモバリアを住宅の屋根や壁に使用することで、建物の温度上昇を抑え、体感温度を下げることができます。これによりクーラーの使用を抑え、光熱費を大幅にカットできます。

    なお遮熱シートには厚み、性能など、種類によって違いがあり、用途や設置個所に合わせて使用することでより高い効果が期待できます。遮熱シートの施工を検討されている方は、カットサンプル請求やお問い合わせからぜひご連絡ください。

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    ライフテック
    編集部

    自宅や工場の熱問題に取り組む、株式会社ライフテックの編集部が執筆・監修を行いました。

    当社は、断熱材だけでは防げない輻射熱を97%カットすることができる遮熱材「サーモバリア」を販売しております。サーモバリアは、住宅や工場などの屋根や壁に使用することで、夏の太陽の輻射熱による建物の温度上昇を抑え、体感温度を下げることができる、自宅や工場の熱問題の解消につながる製品です。

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