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建設業で一人親方として独立・起業する方法とは?独立するまでの6つのステップを紹介

建設業で一人親方として独立・起業する方法とは?独立するまでの6つのステップを紹介

「現場での経験や実績が増えたので、一人親方として独立したい」

仕事の経験・実績が増えて、自信がついてくるようになると、独立・起業を考える方も少なくありません。建築業の場合、ある程度、仕事で経験を積んだ方が、一人親方として起業するケースも多いですよね。

本記事では、これから独立・起業を検討している方向けに一人親方の概要やメリットをご紹介します。その上で、一人親方として独立する前に、押さえておくべきステップ、必要な準備・手続きについてもご紹介します。これから建設業界で一人親方として独立・起業を検討されている方は、参考にしていただけると嬉しいです。

一人親方とは?

一人親方とは、建設業において個人事業主という形で起業する方法です。個人事業主とは、法人を設立せず、個人で事業を行う人を指します。一人親方と言われる方は、主に以下のとおりです。

  • 労働者を使用しない、なおかつ会社に雇用されずに個人で仕事を請け負っている方
  • 労働者を使用していても、使用期間が年間100日未満の見込みの方、および請負契約で仕事をしている方
  • 同居かつ同一生計の家族のみで、請負契約で仕事をしている方

一般的に一人親方は従業員を雇わず、自分1人のみ、または家族だけで工事を請け負うケースが多いです。

参考記事:一人親方の労災保険とは(建設業と運送業の一人親方労災保険組合)

一人親方として働くメリット

個人事業主として働く場合、基本的に労災保険には加入できません。その理由は、労災保険は原則、会社員・アルバイト・パートなど、雇用されている人を対象にした制度だからです。ただし一人親方として起業する場合であれば、「一人親方労災保険」に特別加入することが可能です。

一人親方は、業務の実態が通常の労働者とほぼ変わらない、または怪我・事故のリスクが高いなどの理由から、特別に労災保険へ加入できる制度が用意されています。労災保険に加入できるので、業務中に怪我・事故に遭遇した時も安心です。

参考記事:特別加入制度とは何ですか(厚生労働省)

一人親方として働く前に、押さえておきたいステップ

建設業で一人親方として成功するためには、職人として技術のスキルを磨き、経験を積む必要があります。経験が不十分で自信がないという場合であれば、一度企業で働いて、経験や実績を積んでから事業をスタートするのが良いでしょう。

ただし、独立を検討している方の中には「今の業務が大変で、少しでも早く辞めて独立したい……」というケースもありますよね。ただし、勢いで一人親方として独立しても、集客や業務に苦戦し、事業運営がうまくいかない可能性もあります。その場合、建設業に関する資格を取得してみるのもひとつの手と言えるでしょう。これらの資格があることで、少なくとも無いよりは業務に関して困ることは減るはずです。

  • 土木施工管理技士……大規模工事を扱う現場監督になるために、必要な国家資格のこと。
  • 建築士……建物の設計・工事管理を行うために、必要な資格のこと。

土木施工管理技士を取得すると、施工計画の作成、工程管理、品質管理などの業務に携わることが可能です。土木施工管理技士には1級・2級があり、それぞれ対応できる工事の請負金額が異なります。

たとえば、2級土木施工管理技士であれば、請負代金の額の合計が4,000万円(建築一式工事の場合は6,000万円)以上の工事に携わることができません。1級土木施工管理技士を取得すれば、金額の制限がなく仕事を受注できます。大規模な工事に携わりたいのであれば、1級土木施工管理技士の取得を目指すと良いでしょう。

そして建築士の資格は、設計・指揮・監督などの業務に携わることができる資格です。このように資格を取得することで、大規模な工事を受注できる、または大きな責任のある仕事に従事できるようになります。ひいては売上アップにつながる可能性が高まるでしょう。

一人親方として独立するために、必要な準備・手続き

一人親方として独立・起業する場合、必要な準備・手続きが必要です。必要な準備・手続きは以下の通りです。

  1. 必要なもの・費用を用意する
  2. 必要な届出を提出する
  3. 国民年金・国民健康保険の手続きを行う
  4. 一人親方労災保険に加入する
  5. 専任技術者の資格を取得する
  6. 建設業の許可を取得する

必要なもの・初期費用を用意する

一人親方は自分で仕事を請け負うため、仕事に必要なもの・初期費用を用意しておく必要があります。一人親方として独立する際に、必要なもの・初期費用は以下のとおりです。

  • 店舗費用、または事務所を借りるお金(保証金・前払い家賃・仲介手数料などが必要です。)
  • 什器備品(筆記用具・事務用品・オフィス家具や備品など)
  • 車両費(トラックなど)
  • 運転資金(事業を行うのに必要な資金のこと)

開業資金は、事務所にかかる費用(部屋の広さ、場所によって賃貸料金・土地代が異なるため)、用意する車両・備品によって金額が変動します。建設業で開業した場合、事業を開始してから売上が入金されるまでに、3ヵ月ほどのタイムラグが発生するケースが多いため、運転資金は余裕をもって用意しておきましょう。

従業員を雇う場合は、「人数×3ヵ月分」の給料を用意しておくと安心

一人親方は仕事が軌道に乗ってから従業員を雇うケースが多いですが、なかには数人の従業員を事業開始直後から雇うというケースもありますね。そのような場合であれば、売上が入金されるより給料の支払いが先になる可能性が高いため、事前に「人数×3ヵ月分」の給料を事前に用意しておくことをおすすめします。

必要な届出を提出する

一人親方として独立・起業する場合、税務署などの機関に必要書類を提出しなければなりません。必要な届出書類は、主に以下のとおりです。

  • 開業届の提出……個人事業主として申告・納税することを税務署に知らせることができる書類のこと。
  • 青色申告承認申請……青色申告にすると、赤字を3年間繰り越せたり、65万円の控除が受けられる。
  • 電子申告開始届……e-Taxを初めて利用する方が、利用者識別番号を取得するために必要な届け出のこと。

一人親方は、税務署に必要な書類を提出すれば、すぐに事業をスタートできます。

国民年金・国民健康保険の手続きを行う

個人事業主である一人親方は、会社を退職する際に年金・健康保険の切り替えが必要です。国民年金への切り替えは、国民年金窓口に必要な書類を提出して申請する必要があります。

国民健康保険への切り替えは、住んでいる市区町村役所で行うことが可能です。健康保険料は、前年度の年収によって保険料が変動するため、保険料の支払いに備えて資金を準備しておくことをおすすめします。

参考記事:一人親方になるのに必要な手続きとは? 届出から保険まで一挙に紹介(建設業と運送業の一人親方労災保険組合)

「一人親方労災保険」に加入する

「一人親方労災保険」とは、一人親方として活動する方でも労災補償を受けられるよう、特別に労災保険に任意加入が認められている加入制度です。一人親方労災保険に加入することで、仕事中の負傷・疾病・障害・死亡に対して保険給付を受けることができます。

一人親方労災保険に加入するには、国内にある事業場で建設業や運送業などで労働者を使用しないで事業を行う自営業者、およびその事業に従事する家族従事者・企業の役員でなければなりません。労災保険に加入をするためには、一人親方の団体である「一人親方労災保険組合」を通じて、申し込みをする必要があります。

参考記事:一人親方の労災保険とは(設業と運送業の一人親方労災保険組合)

専任技術者の資格を取得する

「請負金額が500万円以上、建築一式工事で請負金額1,500万円以上」の工事を、今後受注しようと検討しているのであれば、専任技術者の資格を取得しておきましょう。専任技術者とは、許可を受けた営業所で行う建設工事に対し、請負契約の適正な締結・履行を確保する役割をもつ人物のことです。専任技術者になるには、以下の要件を満たす必要があります。

  • 10年以上の実務経験
  • 資格の取得……施工管理技士(土木・建築・電気など)、建築士、技術士などの資格

専任技術者の資格を取得しておくのが望ましい理由は、請負金額が500万円以上、建築一式工事で請負金額1,500万円以上の工事を受注するためには、建設業の許可票を取得する必要があるからです。

建設業許可票とは、建設業に携わる企業が、工事施工を営む際に必要な許可票のことです。建設業許可票を取得する際には、専任技術者を営業所ごとに設置する必要があるため、大きな工事を受注する予定があるのであれば、事前に専任技術者の資格を取得しておくことをおすすめします。

関連記事:スカイ工法代理店加盟条件に「窓口となる専任の担当者を必ず1名設置する」を設けている理由って?

建設業の許可を取得する

建設業許可票は、1人親方で起業した場合でも、専任技術者を証明できる資格を所持していれば取得可能です。建設業許可票は、建設業法に基づき国土交通大臣、または都道府県知事が許可票の交付を行います。

関連記事:建設業許可票は絶対に必要?サーモバリア スカイ工法代理店になる上で『建設業許可票を保有していること』を必須としている理由

営業活動をして、集客する

一人親方は、待っているだけでは仕事が来ないので、自ら営業をかけて仕事を獲得しなければなりません。一人親方でできる営業手段は、主に以下の方法があります。

  • 知り合い(知り合いのお客さんなど)に、見込み客の紹介をお願いしてもらう。
  • 展示会イベントに参加する。
  • ポスティング……チラシや広告を送る営業方法のこと。
  • 飛び込み営業……企業や個人に訪れて営業活動を行う手法のこと。
  • DM・FAX(ダイレクトメール・FAX送信)……DM・FAXで営業する方法のこと。

知り合いのお客さんから新たなお客様の紹介を貰うことを、リファラルマーケティングとも呼びます。知人からの紹介の場合、お客さんの自社に対する信頼度は他の集客方法と比べて高くなりやすいので、契約率もアップします。

次に展示会は、出展者が商談を通じて商品・サービスの契約に繋げる、または商品やサービスの魅力を伝えられるイベントのことです。

出展のメリットは、来場者に商品・サービスを直接体験してもらう機会を作れる、さらにその場で見込み顧客とすぐコミュニケーションが取れる点と言えるでしょう。この他にも、営業手段にはさまざまな方法があるので、自分に合う手段を見つけることが大切です。

集客方法・営業方法については、「サーモバリアスカイ工法の代理店に取り組んでもらいたい10の集客方法。ライフテックマーケティング部が教える集客の秘訣」で詳しく紹介していますので、こちらもご覧くださいませ。

まとめ

一人親方として独立・起業するまでのステップは、主に以下のとおりです。

  • 必要なもの・初期費用を用意する
  • 必要な届出を提出する
  • 国民年金・国民健康保険の手続きを行う
  • 一人親方労災保険に加入する
  • 専任技術者の資格を取得する
  • 建設業の許可を取得する

また最後に......一人親方として起業する場合、初期費用(什器備品、事業を行うのに必要な運転資金など)がかかりますが、弊社のサーモバリアスカイ工法の代理店制度であれば施工に必要なものは、カッター・電動ノコギリ・はさみ・コーキンググッズのみです。初期設備もほぼかからないので、初期費用をかけずに新規事業を立ち上げることが可能です。ご興味を持っていただいている方は、ぜひオンラインの説明会にご参加いただけますと幸いです。

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桜井 宏樹

営業として、日々さまざまな会社にサーモバリアの遮熱効果や施工事例をご紹介しております。セミナーを通じて、参加者の皆様にサーモバリアの良さを知っていただき、また「実演」で見ていただき、社会から必要とされる背景なども詳しくお伝えできればと思います。

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