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暑い夏が来る前に、部屋を涼しくする方法を知っておこう。部屋を涼しくするための効果的な方法・アイテムをご紹介

暑さ対策
暑い夏が来る前に、部屋を涼しくする方法を知っておこう。部屋を涼しくするための効果的な方法・アイテムをご紹介

「夜になっても、部屋が暑くて寝付けない……」
「エアコンをつけても、部屋が全然涼しくならない」

みなさんは、部屋が暑いことで上記のようなお悩みを抱えたことはありませんか?とくに近年では、年々気温が上昇していることから、部屋にいても「熱中症」になってしまう人も珍しくないようです。熱中症(※)とは、高温多湿な環境に長時間いることで体内に熱がこもり、体温調節が上手く機能しなくなる状態のこと。

重症になると40度以上の体温になり、けいれん、昏睡状態、最悪の場合は死に至ることも……。熱中症を防ぐためにも、部屋の暑さ対策は重要と言えるでしょう。

※引用:熱中症予防のための情報・資料サイト 厚生労働省

本記事では「部屋を涼しくするメリット」とともに、部屋を涼しくするために効果的な方法、アイテムを紹介します。「部屋が暑いので、涼しくしたい」と考えている方に参考になるはずです。

部屋を涼しくすることで得られるメリット

エアコン部屋を涼しくすることで得られるメリットとは、具体的にどのような内容なのでしょうか?まずは、部屋を涼しくすることで得られるメリットについて、具体的に紹介していきます。

  • 熱中症を予防する
  • エアコンの効きが良くなり、節電効果が得られる

熱中症を予防する

部屋を涼しくすることで、暑い場所で長い時間過ごすことで起こる「熱中症」を予防します。部屋が暑いままだと、その部屋に住む人が熱中症になるリスクが高くなります。上述でも紹介した通り、熱中症とは体に熱がこもり、体温調節が上手くできなくなってしまう状態のこと。

熱中症は「死」に至るなど命の危険を伴うため、暑さを感じたら「部屋を涼しくするための対策」を早急に取ることが大切と言えるでしょう。(※部屋を涼しくする対策については、後述で詳しく紹介します)熱中症の予防には、こまめな水分補給も欠かせません。なお日本スポーツ協会(※)では、熱中症予防の水分補給として「0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )」と糖質を含んだ飲料を推奨しています。

部屋の暑さを感じた時は、こまめに水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給して熱中症を予防しましょう。

ペットボトルの画像※引用:日本スポーツ協会「熱中症予防ガイドブック」

エアコンの効きが良くなり、節電効果が得られる

エアコン

部屋が暑いままだと、エアコンをつけてもなかなか涼しくなりません。エアコンの効きを良くするには、「扇風機、サーキュレーターを設置する」、「シーリングファンを付ける」など、部屋を涼しくする対策を取ってみるのがおすすめ。いずれの方法も、空気の循環を促す作用があるので、設置することでエアコンの効率がアップします。

(※「扇風機、サーキュレーターを設置する」、「シーリングファンを付ける」などそれぞれの対策については、後述の「部屋を涼しくする対策(業者)」で詳しく説明します。)さらにエアコンの効きが良くなることで節電効果も得られ、光熱費削減に繋げることができます。

部屋が暑くなりやすい家の特徴とは?

夏は、家の構造などを理由に室内が暑くなることがあります。本項目では、部屋が暑くなりやすい家の特徴について具体的に紹介します。

  • 断熱材が施工されていない
  • スレート瓦の屋根を採用している

断熱材が施工されていない

壁の断熱材築年数の古い家の場合、断熱材が施工されていないというケースもしばしば。断熱材が入っていない家は、外気の影響を受けやすくなり、夏は室内が暑くなります。断熱材とは、熱の伝わりを遅らせる素材のこと。

断熱材の仕組み建物の外部に面する床や壁、屋根などに断熱材を施工することで、外気の影響を受けにくくなり、夏も快適に過ごせるようになります。断熱材については、「断熱材とは?断熱材の役割と効果、種類についてご紹介」で詳しく解説しているので合わせてチェックしてみてくださいね。

そもそも、日本の住宅業界において断熱材が注目されるようになったのは、1980年に「省エネ法(※)」が制定されてからのこと。省エネ法とは、資源エネルギー庁が設定した「エネルギーの使用の合理化等」に関する法律のことです。断熱材の普及は、省エネ法の制定がきっかけとも言われています。古い家の場合は「省エネ法」が制定されていなかった頃の建物となるため、断熱材が入っていないケースも珍しくないようです。

※引用:省エネ法とは 資源エネルギー庁
参照:断熱材の意外な歴史その1大西化成株式会社

スレート瓦の屋根を採用している

スレート屋根家の瓦が薄いスレート屋根の場合、日射の影響を受けやすいことから、夏は室温が上昇します。スレート瓦の「スレート」とは、粘土板岩の薄板を使用した屋根材のこと。スレート瓦は、屋根材にスレートを使用した屋根となり、戸建て住宅で多く利用されています。

スレート瓦は厚みが約4~5ミリ程度と薄く、建物にかかる負担が少ないので、地震の揺れに強いのがメリット。その一方でスレート屋根は薄いことから、日射による輻射熱の影響を受けやすいなどのデメリットも……。輻射熱とは電磁波によって伝わる熱であり、人体の体感温度を上げる要因のひとつ。スレート屋根の輻射熱対策には、屋根に遮熱シートを施工する方法があります。

(※遮熱シートの施工については、後述の「部屋を涼しくする対策(業者)」にて詳しく説明します。)屋根への遮熱シート施工については、「遮熱シートを屋根につけるのは効果的?メリットデメリットや施工事例をご紹介」について説明していますので、合わせてご覧ください。

部屋を涼しくするアイテム、家電を紹介(個人でできる対策)

部屋が蒸し暑いと、体調不良などを招く恐れがあるので早急に対策を取りましょう。部屋の暑さ対策は、便利なグッズなどを使用することで、夏の暑い時期も涼しく過ごせるようになります。まずは、部屋を涼しくするアイテム、家電など「個人で対策できる方法」を具体的に紹介します。

  • 扇風機、サーキュレーターを設置する
  • 遮光カーテンを使用する
  • シーリングファンを付けて空気を循環させる

扇風機、サーキュレーターを設置する

サーキュレーター「部屋に熱がこもりやすい」という場合は、空気の循環を促す扇風機、サーキュレーターの使用がおすすめ。扇風機は、ファンを回すことで室内に風を送る家電のこと。部屋を涼しくすることを目的として作られているので、1部屋のみ涼しくしたい時に適しています。

サーキュレーターとは、部屋の遠い場所まで強く直線的な風を届けることができるアイテムのこと。サーキュレーター(Circulator)を日本語に直訳すると、「循環装置」という意味となります。サーキュレーターは遠くまで風を送り込むことができるので、隣の部屋、または階全体の空気を循環させたい時に適していると言えるでしょう。

扇風機やサーキュレーター設置する場合は、窓を少し開けてからその手前に置くと、外気を効率よくとりこむことができ、室内の空気を効率よく循環させることが可能です。

遮光カーテンを使用する

カーテン

遮光カーテンを部屋に取り付けることで、直射日光が部屋に侵入するのを防ぐ効果が見込めます。遮光カーテンとは、遮光機能が付いたカーテンのこと。室外からの光を抑えることで窓辺の保温性を高め、冷房の効きが良くなります。さらに遮光カーテンには、太陽から放出される「輻射熱」を反射する効果が見込めます。輻射熱は人体の体感温度を上げる原因となるので、カーテンで輻射熱を防ぐことで、夏も涼しく過ごせます。

遮光カーテンにはさまざまな種類があり、なかには遮熱(断熱)効果のあるタイプも。遮熱効果のあるカーテンを選べば気密性がさらに向上し、より快適に過ごせることでしょう。

シーリングファンを付けて空気を循環させる

シーリングファン広い部屋、天井が高い部屋の場合、冷房効率が悪いことから、冷房をかけてもなかなか涼しくなりません。そこで部屋の冷房効率を高めたい場合は、天井に空気の循環を促す「シーリングファン」の設置がおすすめ。シーリングファンとは、天井に取り付けて使用する扇風機のことです。

天井にシーリングファンを取り付けることで、エアコンの冷気を部屋全体に循環させる効果が期待できます。

部屋を涼しくする対策(業者)

部屋の暑さ対策は、業者に依頼することも可能です。本項目では室内を涼しくする対策として、業者に依頼できる方法を紹介します。

  • 天井に換気排熱ファンを取り付ける
  • 部屋の壁、床に断熱材を施工する
  • 遮熱シートを屋根に施工する

天井に換気排熱ファンを取り付ける

暖かい空気は、冷たい空気より軽い性質があることから、暖かい空気は天井側にこもってしまいがち。天井には暖かい空気が溜まりやすいことから、家の2階、3階は暑さを感じることも……。上の階にある部屋を涼しくしたい場合は、天井埋め込み型の換気排熱ファンをつけるのも効果的です。

換気排熱ファンを天井へ埋め込むことで、二階にこもった熱を屋根裏の全方位に排気することが可能となります。排気された暖かい空気は、天井裏を通って室外に排出されるように対策しておくと、天井裏も高温にならず結果として、暑さをおさえることができます。

2階が暑くなる理由、暑さ対策については「なぜ夏場の二階は暑いのか?暑くなる原因と快適に過ごすための暑さ対策9選」でも詳しく紹介していますので、合わせてご覧くださいませ。

部屋の壁、床に断熱材を施工する

断熱材築年数の古い家は、最初から断熱材が施工されていないケースもしばしば。断熱材が施工されていないと、夏は外気の影響を受けやすくなり、暑さを感じることも。断熱材が施工されていない家の場合は、部屋の壁、床に断熱材を施工すると良いでしょう。

断熱材は、熱の伝達を抑制する作用があります。断熱材を壁や床に施工することで外からの熱が室内に伝わるのを抑え、夏の暑い時期も涼しく過ごせるようになります。

遮熱シートを屋根に施工する

遮熱シートを屋根に施工することで、日射からの輻射熱を反射します。輻射熱とは、遠赤外線によって直接伝わる熱のこと。輻射熱は電磁波によって人体の奥まで熱が届く特徴があり、人体の体感温度を上げる原因とされています。夏の暑さ対策には、体感温度を上げる要因のひとつである「輻射熱」対策が欠かせないと言えるでしょう。

遮熱シートには、輻射熱を反射する効果があります。遮熱シートを屋根に施工することで輻射熱を反射し、室内の温度上昇を抑え、体感温度を下げる効果が期待できるでしょう。住宅屋根に施工する工法は、以下の種類があります。

母屋上工法
二重ノジ工法

母屋上工法は、母屋の上に直接遮熱シートを貼り付けます。

母屋上工法の取り付け遮熱シートの上に垂木を取り付けるため、垂木の空間が反射空気層になり、熱の侵入を遅らせる効果も見込めるでしょう。二重ノジ工法は、屋根裏を支える垂木に遮熱シートを施工する工法のこと。

二重ノジ板工法遮熱シート上にドウブチを打ち、反射空気層を確保することで断熱効果も期待できます。

まとめ

本記事では、具体的な「部屋を涼しくする方法」について解説をしてきました。部屋を涼しくする方法は、具体的に以下の通りとなります。

(個人)

  • 扇風機、サーキュレーターを設置する
  • 遮光カーテンを使用する
  • シーリングファンを付けて空気を循環させる

(業者)

  • 天井に換気排熱ファンを取り付ける
  • 部屋の壁、床に断熱材を施工する
  • 遮熱シートを屋根に施工する

部屋が暑くなると、体調不調、熱中症を招く恐れがあるので早急な対策が必要です。部屋を涼しくしたい時は、上記で紹介した対策、リフォーム方法で快適に過ごしましょう。

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ライフテック
編集部

自宅や工場の熱問題に取り組む、株式会社ライフテックの編集部が執筆・監修を行いました。

当社は、断熱材だけでは防げない輻射熱を97%カットすることができる遮熱材「サーモバリア」を販売しております。サーモバリアは、住宅や工場などの屋根や壁に使用することで、夏の太陽の輻射熱による建物の温度上昇を抑え、体感温度を下げることができる、自宅や工場の熱問題の解消につながる製品です。

当社製品のサンプル請求、記事に関するお問い合わせなどは、各フォームからお気軽にご相談くださいませ。

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