- 夏場になると二階が暑い・・・
- 夏場は夜になっても暑く寝付けない・・・
- 二階でエアコンをつけていても全く効果が感じられない・・
- 二階の暑さ対策のためにリフォームするか迷っている・・・
などのお悩みありませんか?日本は年々気温が上がっており、室内でさえ熱中症になる方もいらっしゃいます。
二階の暑さの原因は、主に熱の移動、断熱・遮熱性能の低さなどです。具体的な原因や暑さ対策の方法について紹介していきますのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
二階が暑くなる原因とは?
二階が暑くなる原因は、先述の通り以下の2点です。それぞれ簡単に解説していきます。
- 暖かい空気は上に上がる性質を持っているため
- お家の断熱・遮熱性能が低いため
1:暖かい空気は上に上がる性質を持っているため
暖かい空気の方が冷たい空気より軽い性質があるため、暖かい空気は上昇していきます。そのため上がった空気は天井などに溜まり、一階部分より二階などの上階の方が暑くなります。
これは、一戸建てでもアパート、マンションでも同じ傾向にあるため上にいけばいくほど熱が暑くなってしまうのは仕方がないとも言えます。
2:お家の断熱・遮熱性能が低いため
また、もう一つの原因として断熱・遮熱ができていないという点も挙げられます。屋根などは日中太陽の熱にさらされているため、輻射熱の影響を受けて非常に高温になります。二階などではすぐ上に屋根や天井があるため、暖められた屋根の熱が影響し二階部分などが暑くなってしまう傾向にあります。
対策としては、天井の断熱リフォームや遮熱シートなどで熱を抑制したり、遮断する必要があります。
二階の暑さ対策4選【リフォームなし】
ここでは、リフォームせずにすぐにできる暑さ対策を紹介していきます。具体的には以下の3つの方法を紹介します。すぐにできる対策のため、一時的な対策として参考にしてみてください。
- 空気の通り道を作る
- 遮熱カーテンなどのカーテンをつける
- 窓の外側にグリーンカーテンや簾(すだれ)をつける
- サーキュレーター(扇風機)を導入する
空気の通り道を作る
暑くなる原因の1つ目として、暖かい空気は上に上がる性質があるとお話ししました。そのため、対策としてはこもった熱を外に逃すことが重要です。
具体的には、部屋を締め切らず扉と窓の2箇所を開けるといいでしょう。2箇所開けることで空気の入り口と出口ができ、熱を効率的に逃すことが可能です。また、その際になるべく対角線上の窓を開けるなどをすると空気が部屋全体を通り、より涼しくなります。
遮熱カーテンなどのカーテンをつける
窓からは日光による熱が室内に侵入します。そのため家にいない日中などは遮熱カーテンなどを閉めておくことも非常に有効です。
遮熱カーテンを閉めることで、日光による熱を遮断でき室内温度の上昇を抑えることができます。インテリアショップや生活雑貨品を取り扱うお店で取り扱いをしていることがほとんどですので一度チェックしてみてください。
窓の外側にグリーンカーテンや簾(すだれ)をつける
窓の外側にグリーンカーテンや簾などをつけることで、日光を遮断することができ結果として暑さ対策にも有効です。グリーンカーテンでは、植物の葉から蒸散した水分が周りの熱を奪ってくれるため体感的にも涼しくなります。
また、簾などは風を通しながら日光を遮断できるため、風の通り道を遮ることなく暑さ対策が可能です。また使用する際に水をかけることで室内に入る風の熱を数度下げる効果も期待できます。
サーキュレーター(扇風機)を導入する
暖かい空気は上に溜まりやすいため、エアコンと一緒にサーキュレーターや扇風機を併用するのも効果的です。併用することで、エアコンの設定温度を必要以上に下げなくて済むようになり、より高い省エネ効果が見込めます。
また、窓が1つしか無い場合はサーキュレーターや扇風機などで風の流れを作ることで効果的に空気の循環や換気ができます。
二階の暑さ対策5選【リフォームあり】
ここまでリフォームをしない暑さ対策の方法をご紹介してきました。ここからはリフォームが必要な暑さ対策について以下の6点を紹介します。
- シーリングファンを導入する
- 窓を二重窓にする
- 換気排熱ファンを取り付ける
- 天井断熱を行う
- 遮熱シートを屋根に施工する
シーリングファンを導入する
シーリングファンとは天井につける大きな扇風機のことであり、天井付近に止まった暖かい空気を循環させることが可能です。
また、エアコンと組み合わせて使うことで常に室内の空気を循環させ、冷気を部屋いっぱいに届けることが可能です。吹き抜けのあるお家などにはシーリングファンがあるのは暖かい空気の循環のためです。
窓を二重窓にする
室内の窓を二重窓にすることで、エアコンの効きがさらによくなります。二重窓とは、窓の内側に新たに窓を設置し、二重構造にしたものです。
二重窓は単体では暑さ対策への効果は期待できませんが、窓と窓の間に少しだけ空間があることで外の熱気が伝わりにくくなるため、エアコンと併用することで冷やされた室内の温度を保つことができます。
換気排熱ファンを取り付ける
天井には暖かい空気が溜まりやすいため、天井埋め込み型の換気排熱ファンをつけるのも効果的です。換気排熱ファンを埋め込むことで、二階にこもった熱を屋根裏の全方位に排気することが可能です。
排気された暖かい空気は、天井裏を通って室外に排出されるようにしておくと天井裏も高温にならず結果として、暑さをおさえられます。
天井断熱を行う
屋根からのを抑えるためには天井や屋根裏に断熱材を敷き詰めることも効果的です。断熱材は、熱の移動を抑制する効果があるため、室内に伝わる熱を抑えられ体感温度が下がります。
断熱材は対流熱や伝導熱などに対して効果を発揮しますが、輻射熱を遮断することはできないため輻射熱を遮断する遮熱シートと併用すると効果を最大限発揮します。
遮熱シートを屋根に施工する
暑さの原因の2つ目で紹介した輻射熱を防ぐために最も効果的な方法は、屋根裏に輻射熱を反射する遮熱シートを施工することです。遮熱シートは輻射熱の反射率が高ければ高いものほど効果が高く、当社商品の輻射熱を97%カットする遮熱シート「サーモバリア」の導入がおすすめです。
当社の実験では屋根裏に遮熱シートを導入したことで室内温度がマイナス約9℃となった実績もあります。断熱材と併用して使用することで輻射熱、伝導熱、対流熱の全てに対策ができるため、真夏でも快適に過ごすことが可能です。
関連ページ:遮熱シートを屋根につけるのは効果的?メリットデメリットや施工事例をご紹介
関連記事:遮熱シートを屋根裏に施工するメリットとは?得られる効果や施工方法を紹介
関連ページ:住宅屋根への遮熱シート施工事例
まとめ
ここまで、二階の暑さの原因や対策についてお話ししてきました。
二階の暑さの原因は、暖められた空気と断熱・遮熱により天井からの熱気などを防げていないという2点でした。そのため、この記事で紹介した以下の暑さ対策を行い快適な暮らしを実現してくださいね。
- 空気の通り道を作る
- 遮熱カーテンなどのカーテンをつける
- 窓の外側にグリーンカーテンや簾(すだれ)をつける
- サーキュレーター(扇風機)を導入する
- シーリングファンを導入する
- 窓を二重窓にする
- 換気排熱ファンを取り付ける
- 天井断熱を行う
- 遮熱シートを屋根に施工する
また、弊社ライフテックは住宅や倉庫などの暑さ対策として遮熱シート「サーモバリア」を販売しております。二階部分の暑さ対策でお悩みの方は、屋根裏にサーモバリアを施工することで、輻射熱による室温の上昇を抑えることができます。
もしご興味のある方は、遮熱シート「サーモバリア」のカットサンプルやカタログなどを無料でお送りさせていただいておりますのでぜひこちらも合わせてご確認ください。