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冬の工場の寒さ対策を 6つご紹介|寒さの原因を知り、適切な対策をしよう!

遮熱材・工場・寒さ対策
冬の工場の寒さ対策を 6つご紹介|寒さの原因を知り、適切な対策をしよう!

「工場の中が寒い!」「冬の工場は、寒くてどうにかしたい!」というお悩みを、工場内で働く従業員の方々から聞いたことはありませんか?

真冬の工場内の寒さは、従業員の作業効率の低下を引き起こします。工場の寒さ対策を行うことで、室内の温度を適温に保ち、作業環境を改善することは従業員のためにとても重要です。

そこで当記事では、工場で働く従業員の方々が安全に効率良く仕事ができるように、工場の寒さ対策について説明します。

工場の寒さの原因は、なに?

なぜ工場内は寒くなるのでしょうか?原因は主に、以下の2つです。

  • 冷たい空気が床付近に溜まるため
  • コンクリートの床から熱が逃げてしまうため

順番に解説していきます。

1. 冷たい空気が床付近に溜まるため

1つ目は、冷たい空気が床付近に溜まるためです。
空気の性質上、冷たい空気は重いので下へ下がり、暖かい空気は軽いので上へ上がります。よって、暖かい空気は室内の低いところに溜まらずに天井へ上がってしまい、室内が暖まりません。さらに工場は敷地面積が広く天井が高い構造になっているため、余計に暖まりにくく寒さが際立ちます。

冷たい空気は重いので下へ下がり、暖かい空気は軽いので上がる引用元:オフィスレイアウト神戸 - 学校や店舗、スーパー、オフィスの空調問題を解決 | エアコンの暖房・冷房を効率よく空気循環させる「エコシルフィ」

2.コンクリートの床から熱が逃げてしまうため

2つ目は、工場の床のコンクリートから熱が逃げてしまうためです。工場は、床がコンクリートで出来ているのが一般的です。物質によって熱の伝えやすさは異なります。熱伝導率と呼ばれる熱の伝えやすさを表す値をコンクリートと木造で比べると、コンクリートの方が大きいです。

そのため、暖房によって室内を暖めようとしてもコンクリートが暖房から受け取った熱を外部へ逃してしまうため、なかなか暖まりません。

熱の伝わり方や種類については以下の記事で詳しく解説しています。合わせてぜひお読みください。

工場の寒さ対策が必要な理由

寒さ対策を怠ることで、冒頭でも記載した通り、従業員の方々の生産性悪化やそれに伴うトラブル発生の可能性があります。そして最悪の場合、怪我につながる事もあります。

1.寒さにより体力が奪われ、疲労蓄積に繋がり体調を崩す

寒さ対策のなされていない工場内は常に冷えとの戦いです。その中での作業は、従業員の体力を奪い、疲労の蓄積に繋がり、体調を崩してしまいます。体調を崩して仕事を休むとなれば、職場の人に多少の迷惑がかかったり、アルバイトや派遣の場合、給料が減ってしまいます。
従業員に快適な環境で元気に仕事に取り組んでもらうためにも、工場の寒さ対策を行い、快適な作業環境を整えましょう。

2.注意が散漫になることで、ミスやトラブルに繋がり、作業効率が低下する

寒さや底冷えがひどいと、寒さに気を取られ、注意が散漫になります。寒さが気になる環境でモチベーションを維持するのは簡単なことではありません。寒さや冷えは従業員の体調不良、注意力やモチベーションにも影響します。注意力やモチベーションが低下した結果、作業効率が下がってしまいます。作業効率が下がらないようにするためにも、しっかりと対策を行なって未然に防ぐことが重要です。

工場の寒さ対策にオススメな6つの方法

上記の工場内の寒さの原因に対する、オススメの対策方法を6つご紹介します。

  • ストーブを設置する
  • ビニールカーテンを設置する
  • 遮熱シートを設置する
  • 底冷え対策用のマットを設置する
  • カイロを貼る
  • インナーで対策をする

1.ストーブを設置する

工場内を暖房で暖めようとしてもなかなか暖まりません。そこで、最も手軽に用意でき、安価な方法がストーブの設置です。空調設備と異なり、必要な場所に設置できるため、繊細な手作業が要求される仕事などで高い効果を発揮します。また、一般的な灯油を燃料としたストーブだけでなく、電気や赤外線ヒーターなどバリエーションも豊富なため、それぞれの工場に合わせて選ぶことができます。

ストーブを設置する画像引用元:ヤマダウェブコム - コロナ GH-C12F(A) 業務用石油ストーブ

2.ビニールカーテンを設置する

ビニールカーテンは、工場の出入り口に設置することで冷たい空気が入るのを防ぎます。そして、作業エリアごとにビニールカーテンで間切りすることで、暖めた空気が逃げることなく、効率的に室内を暖められます。工場内のスペースが広い場合、一部をストーブなどで温めてもその空気は空間に吸収されてしまうため、いつまでたっても十分に暖められません。暖房も基準の広さ以上を暖め続けると効率が悪くなり、器具の消耗を早めてしまうため、ビニールカーテンを付けることで、その悪影響を防ぐすることができます。また、ビニールカーテンは取り外しが簡単で、設置にかかる費用も少ないのが特徴です。

ビニールカーテンを設置する画像引用元テント屋.ネット - ビニールカーテン

3.遮熱シートを設置する

太陽やストーブによって発生した熱は「輻射熱」と呼ばれています。「輻射熱」とは、風が吹いていても暖かさが伝わる電磁波による熱のことです。この「輻射熱」に対し大きな効果を発揮するのが遮熱シートです。冬は室内の「輻射熱」が外へ逃げようとするため、室温が下がります。

冬は室内の「輻射熱」が外へ逃げようとするため、室温が下がる

工場の寒さ対策を行う上で遮熱シートを活用する方法は大きく2つあります。まず1つ目がストーブの「輻射熱」を効率よく伝えるためにストーブの背面に遮熱シートを設置する方法です。これにより作業者側に熱がより多く伝わりやすくなります。

2つ目はパーテーションのようなものに遮熱シートを取付けて作業場所を簡易的に囲む方法です。これによりストーブの「輻射熱」を外へ逃さず、効率良く作業場所を暖めます。

パーテーションのようなものに遮熱シートを取付けて作業場所を簡易的に囲む方法

弊社では「サーモバリア」という遮熱シートを販売しております。サーモバリアは、アルミ純度99%以上のアルミ箔を使用した遮熱シートで、優れた反射性能を持ちます。サーモバリアを使用することで「輻射熱」を室内側に反射させ、建物内の温度低下を防ぐことにつながります。

これにより建物を暖かく保ちつつ、暖房器具の使用を抑えることが可能です。またサーモバリアは不燃材なので消防法を気にせず使用することができます。

当社商品の遮熱シート「サーモバリア」は寒さはもちろん、夏場には暑さの原因である太陽からの輻射熱を反射する効果もあります。そのため、工場では、パーテーションのほかに屋根に貼ったり、壁を覆うなどさまざまな利用用途があります。

無料でカットサンプルもお送りさせていただいておりますので、ぜひ一度効果を実感してみてください。

サーモバリアのカットサンプル・カタログ請求ボタン

4.底冷え対策用のマットを設置する

工場での底冷え対策には、マットを利用するのがおすすめです。足が冷えやすい冬場の床の冷たさも、マットの上では感じにくくなります。足元の冷えが気にならなくなると、作業に対する集中力も上がります。また、工場の作業ラインが立ち仕事の場合、そこで感じる疲労を和らげることもできるため、作業の効率アップが期待できます。

底冷え対策用のマットを設置する画像引用元:モノタロウ - マット PVC製 足元タイプ

5.カイロを貼る

寒さ対策の定番ですが、カイロでも高い保温効果を得られます。直接貼るタイプ、服の上から貼るタイプ、靴の中に入れるタイプなどが用意されています。貼るタイプは腰やお腹など冷えやすい部分を暖められます。貼れないタイプは、ポケットの中に入れておけば、指先を暖められます目的と自身の働く工場に合わせて選びましょう

6.インナーで対策をする

工場では制服だったり、一般的には、統一性のある服装に定められています。安全上、作業服の上に服を着ることは許されていません。そのため、アウターでの対策は難しく、インナーでの対策が求められます。裏起毛タイプや発熱タイプ、ヒートテックなどの防寒インナーが販売されています。トップスだけではなく、ボトムスにもさまざまな種類があり、全身をインナーで防寒することができます。しかし、締め付けすぎると血行が悪くなり冷えのもとになりかねないので、注意しましょう。

まとめ

これまで、工場の寒さの原因、寒さ対策が必要な理由、オススメな6つの寒さ対策について説明しました。

そのなかで、工場の寒さの原因が「空気の性質上の問題」と「工場の構造上の問題」によるものだとご理解いただけたはずです。これらの原因に対して、適切な寒さ対策をし、従業員が快適な環境で仕事ができる環境を整えましょう。寒さ対策で、ストーブ、ビニールカーテン、マットを既に設置しているのにも関わらず、暖まらないという方は、遮熱シートをご検討されてはいかがでしょうか。

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ライフテック
編集部

自宅や工場の熱問題に取り組む、株式会社ライフテックの編集部が執筆・監修を行いました。

当社は、断熱材だけでは防げない輻射熱を97%カットすることができる遮熱材「サーモバリア」を販売しております。サーモバリアは、住宅や工場などの屋根や壁に使用することで、夏の太陽の輻射熱による建物の温度上昇を抑え、体感温度を下げることができる、自宅や工場の熱問題の解消につながる製品です。

当社製品のサンプル請求、記事に関するお問い合わせなどは、各フォームからお気軽にご相談くださいませ。

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