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寒い家のリフォーム方法とは?熱のプロが教える、リフォーム前に知っておきたい「寒さ対策」

寒さ対策
寒い家のリフォーム方法とは?熱のプロが教える、リフォーム前に知っておきたい「寒さ対策」

気密性の低い家の場合、壁の隙間、窓のサッシから入る「隙間風」の影響を受けやすくなります。隙間風が入ると、寒い冬の時期は侵入した冷気によって室温が低下します。とくに一軒家は窓も多く、コールドドラフト現象(※)の影響を受けやすいので、底冷えを感じることも多いでしょう。家の室内が寒くなると、風邪、体調不良などを引き起こす可能性が高くなるので、早急な対策を行いましょう。

※ コールドドラフト現象・・・コールドドラフト現象とは、暖房器具によって温められた部屋の空気が、冷たい窓ガラスによって冷やされ床面に下降することにより、室内の上部と下部とに大きな温度差が生まれる現象。

引用:コールドドラフト現象とは? 部屋が寒い原因と対策 - 手軽にレンタル「あるる

さらに「ヒートショック」を招く恐れもあります。室内が寒いなかで過ごしたあと、お風呂などの気温の高い環境に移動することで、血圧が大きく変動し、心臓や血管の疾患(脳内出血や大動脈解離・心筋梗塞・脳梗塞などの病気)が起こります。ヒートショックは入浴中に亡くなる原因で最も多いため、家の寒さ対策を行うことはヒートショックの予防にもつながることを知っておきましょう。

本記事では、家の中が寒くなる原因とともに、家の寒さ対策に効果的なリフォーム方法について具体的に紹介します。

家の中が寒くなる原因とは?

室内で寒そうな男性家の中は、窓や壁の隙間から冷気が侵入するなどの理由により、室内が寒くなります。まずは家の中が寒くなる理由について、具体的に紹介します。

  • 家の断熱・気密性能が低いため
  • コールドドラフト現象の影響を受けるため

家の断熱・気密性能が低いため

木造住宅寒さ断熱・気密性能が低い家は、壁や窓にスキマから冷気が侵入するため、室温が上がりません。家の密閉性が低いと室内の熱が外に逃げやすくなり、暖房をつけてもなかなか温まりません。とくに築年数の古い家、木造住宅だと、建築材や窓サッシの劣化により隙間風が侵入しやすくなり、より寒さを感じやすくなります。

コールドドラフト現象の影響を受けるため

コールドドラフト現象が発生すると家の中が寒くなります。コールドドラフト現象の発生原因は上述の通りですが、この現象が発生すると、足元に強い寒さを感じるようになります。足元や床下が冷えることで底冷えの原因となるため、生活するには厳しい環境となってしまいます。

また暖房を使っても室温や足元の気温が上がらなくなってしまうため、「暖房が効かない...?」と思った際には、コールドドラフト現象を疑うといいでしょう。

家の寒さ対策に効果的な断熱リフォーム方法

家の寒さは、気密性を高める断熱リフォームを行うことで、室内の熱が外に逃げるのを防ぎ、寒い時期も暖かく過ごせます。本項目では、家の寒さ対策に効果的な断熱リフォーム方法について紹介します。

  • 壁、屋根、床に断熱材を施工する
  • 内窓を追加して二重窓にする
  • 外壁・屋根に断熱塗装をする

壁、屋根、床に断熱材を施工する

壁の断熱材壁、屋根、床に断熱材を施工することで、家の気密性がアップし、室内の熱が外に逃げるのを抑えます。断熱材とは、空気の層によって熱の伝わりを遅らせる素材のことです。断熱材を壁、屋根、床に施工することで、室内の熱が外に逃げるのを防ぎ、断熱性能を高める作用があるので寒い冬も快適に過ごせます。

断熱材を使用した断熱リフォームは工法の違いや、施工範囲によって価格が変動するので予算に合わせて選びましょう。断熱リフォームにおける費用の目安、効果、注意点については「断熱工事とは?費用の目安や効果・注意点から一緒に行うべき遮熱工事まで紹介」で紹介しているので、合わせてご覧ください。

内窓を追加して二重窓にする

二重窓家の窓に内窓を追加して二重窓にすることで窓の間の空気層が外からの冷気を抑えることができ、室温の低下を防ぎます。二重窓とは、 窓の室内側に取り付ける窓サッシのことです。窓を二重にすることにで窓同士の間に空気の層ができ、外からの冷気侵入を抑えます。さらに、室内の熱が外に逃げにくくなるので、暖房の効きがよくなり省エネ効果も期待できます。

外壁・屋根に断熱塗装をする

塗料家の外壁・屋根に断熱塗料を施工することで、室内の熱が外に逃げるのを防ぐので、冬の寒さ対策に効果的です。断熱塗料とは、塗膜の熱伝導率が低く、熱を伝えにくくする機能を持った塗料のことです。断熱塗料を外壁、屋根へ施工することで、暖房によって温められた室内の熱が外に逃げるのを抑え、寒い時期も暖かく過ごせます。さらに断熱塗料には、赤外線から吸収した熱を伝えにくくする働きがあるので、日射よる夏の熱さ対策にもおすすめです。

断熱材では防げない熱があるって本当?

断熱材はエアコン型の対流熱、湯たんぽ型の伝導熱への対策が可能ですが、電気ストーブや日射による輻射熱には効果がありません。そのため、輻射熱の対策を行うには、遮熱効果のある遮熱材を併用する必要があります。

まずは輻射熱を正しく理解するために、「3つの熱移動」から説明させていただきます。熱の伝わり方には「伝導熱」「対流熱」「輻射熱」の3種類があり、断熱材で防げるのは、伝導熱、対流熱のみです。輻射熱を防ぐには、輻射熱を反射する作用がある遮熱材を使用します。さらに輻射熱は熱移動の割合が高いので、効果を高めるには輻射熱対策が必要となります。具体的に、それぞれの熱移動の割合は、以下の通りとなります。

熱の種類

  • 伝導熱…湯たんぽ、カイロ 5%
  • 対流熱…エアコン、温風ヒーター 20%
  • 輻射熱…電気ストーブ、太陽 75%

断熱材で対策できる熱は、熱全体の25%(伝導熱の5% + 対流熱の20%)です。残りの75%は輻射熱が占めているので、室内の寒さ対策には輻射熱への対策が重要と言えるでしょう。

断熱リフォーム以外に寒さ対策として効果的なリフォーム方法

家のリフォーム方法には、断熱リフォーム以外にもさまざまな方法があります。リフォーム方法のなかには、断熱材では防げない熱対策が可能なものもあるので、断熱リフォームとの併用がおすすめです。次に、断熱フォーム以外の寒さ対策として効果的なリフォーム方法を紹介します。

  • 床暖房を設置する
  • 壁、屋根、床に遮熱シートを施工する

床暖房を設置する

床家のフローリングに床暖房を設置することで、床からの熱と輻射熱効果により、足元や体の冷えから体を守ります。床暖房とは、床に発熱装置を埋め込み、輻射暖房によって室内を温める暖房のことです。床暖房は、床から出た赤外線による熱が壁、天井から反射することで室内を均一に温める効果があるので、足元の冷えだけではなく室内全体の寒さ対策にも役立ちます。

壁、屋根、床に遮熱シートを施工する

サーモバリアを冬で使用した場合の例家の壁、屋根、床に遮熱シートを施工することで、室内の暖気が外に逃げるのを防ぐので、寒い時期も暖かく過ごせます。遮熱シートとは、輻射熱を反射するアルミ製のシートのことです。遮熱シートは、電気ストーブなどの輻射熱を室内側に反射させるため、室内の温度低下を防止します。さらに遮熱シートの施工により、室内の温度が安定して暖房の効きが良くなるので、省エネ対策にも効果的です。また、夏場は日射による輻射熱を外側に反射させる働きにより、室温上昇を防ぐので暑さ対策にも役立ちます。

断熱材で防げない輻射熱には、遮熱材「サーモバリア」との併用がおすすめ

断熱材で防げない輻射熱熱対策には、遮熱材「サーモバリア」との併用がおすすめです。サーモバリアとは、アルミ純度99%以上のアルミ箔を使用した遮熱シートであり、輻射熱に高い効果を発揮します。

遮熱シートのアルミは純度が高いものほど反射率が高くなるので、アルミ純度の高いサーモバリアは輻射熱対策に最適です。伝導熱、対流熱に効果を発揮する断熱材と、断熱材では防げない輻射熱をあわせることで、3つの熱移動をすべて抑える「理想の断熱」の実現に効果的です。

関連記事:理想の断熱

まとめ

家は隙間風、コールドドラフト現象などの影響を受けることから、冬は寒さを感じやすくなります。とくに築年数の古い家、木造住宅は気密性が低く、冷気が侵入しやすいことから、暖房をつけても室内がなかなか温まりません。そこで寒さを感じやすい住宅では、寒さ対策に効果的なリフォームを行うことで、寒い冬も暖かく過ごせます。家の寒さ対策におすすめのリフォーム方法は、具体的に以下の通りです。

  • 壁、屋根、床に断熱材を施工する
  • 内窓を追加して二重窓にする
  • 外壁・屋根に断熱塗装をする
  • 床暖房を設置する
  • 壁、屋根、床に遮熱シートを施工する

遮熱シートは、施工箇所に合わせて選ぶとより高い効果を発揮します。たとえば壁への施工には、壁の外、内側両方で使用可能な「サーモバリアスリム」、二重のエアーキャップと両面アルミ箔により冬の暖房から発生する輻射熱を跳ね返す作用のある「サーモバリアW」を選ぶのがおすすめです。

壁以外にも屋根、床など住宅への遮熱シート施工を検討している方は、施工箇所を選ぶだけで最適な商品選定を行う「商品選定ナビ」もぜひご活用ください。サーモバリア商品の利用を検討されている方は無料でカットサンプル、カタログをお送りさせて頂きますので、お気軽にお申し込みくださいませ。

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ライフテック
編集部

自宅や工場の熱問題に取り組む、株式会社ライフテックの編集部が執筆・監修を行いました。

当社は、断熱材だけでは防げない輻射熱を97%カットすることができる遮熱材「サーモバリア」を販売しております。サーモバリアは、住宅や工場などの屋根や壁に使用することで、夏の太陽の輻射熱による建物の温度上昇を抑え、体感温度を下げることができる、自宅や工場の熱問題の解消につながる製品です。

当社製品のサンプル請求、記事に関するお問い合わせなどは、各フォームからお気軽にご相談くださいませ。

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