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冷房は効くのに暖房が効かない!エアコンが効かない時の原因と対策

寒さ対策
冷房は効くのに暖房が効かない!エアコンが効かない時の原因と対策

「冷房は動くのに、暖房が効かないのはなぜ?」

エアコンの「暖房機能」のみ機能しない場合、エアコンの機器が故障している可能性大。「冷房は効くのに、暖房が効かない」と感じた場合は、一度業者の方に「故障」がないかチェックしてもらうといいでしょう。

暖房は「エアコン機器の故障」以外にも、環境の影響(※外気温が5℃以下で、暖房が上手く機能しない)が原因で機能していないケースもあるので注意が必要。本記事では、「冷房は効くのに、暖房が効かない原因」を踏まえた上で、個人・業者別の「冷房は効くのに、暖房が効かない時の対策」について紹介します。

冷房は効くのに、暖房が効かない原因とは

室内で寒そうな男性冷房が効くのに、暖房が効かない場合、「一部の部品が故障している」、「部屋の断熱性能が弱い」などの理由が考えられます。まずは「冷房は効くのに、暖房が効かない」と感じる時の主な原因について、具体的に紹介します。

  • 四方弁が故障している
  • 冷媒ガスが漏れている
  • 霜降り運転をしている
  • 部屋の断熱性能が弱い

四方弁が故障している

画像引用:室外機の分解(エアコントラブル相談室)

「冷房は効くのに、暖房が効かない」という場合、室外機内にある「四方弁」が故障していることが考えられます。「四方弁」とは、圧縮機から送られてきた冷媒ガスの流れを変える役割を持つ部品のこと。「四方弁」は、別名「切換え弁」とも呼ばれることも。

四方弁で流れを切り替えることにより、エアコンひとつで「冷房」「暖房」の役割を可能とします。しかし、四方弁が故障していると、冷房と暖房の切り替えが上手く機能しなくなり、冷房、暖房のいずれか一方の運転しか出来なくなってしまう恐れあり。

四方弁の故障は個人での対処が難しいため、業者に修理を依頼するのがおすすめ。

冷媒ガスが漏れている

「冷房は効いていたのに、暖房が効かなくなった」という場合、冷媒ガスがエアコンの外に漏れている可能性も……。

冷媒ガスとは、エアコンが室内の気温を上下する際に使用するガスのこと。エアコンの配管の中には、温度を調節するために使用する「冷媒ガス」が充填されています。エアコンの「冷媒ガス」は、冷房時には熱を外へ排出、暖房時には外気の熱を室内へ移動する役割あり。

ただし、冷媒ガスが外へ漏れてしまった場合、熱を上手く運搬することができなくなり、エアコンが機能しなくなる可能性も……。冷媒ガスが外に漏れ出てしまった場合、暖房をつけても室内機の吹出口から生温かい風しか出てこなくなり、暖房をつけてもなかなか温まりません。冷房運転の場合、多少のガス不足でも機能する可能性がありますが、暖房はガスが足りないと上手く機能しないため注意が必要。

暖房は心当たりのある方は、一度業者に配管から「冷媒ガスが漏れていないか?」を見てもらうといいでしょう。

霜降り運転をしている

エアコン室外機の熱交換器部分に霜が付くと、「霜降り運転」となり、暖房機能が機能しなくなる恐れあり。とくに外気温が5℃以下の日、雪が降っている日は、エアコンが「霜取り運転」になる可能性が高く、暖房が効かなくなる可能性大。

エアコンの「暖房」機能は、気温が低い、または機器に霜がつくと室外機(熱交換器)が上手く機能しなくなるため、暖房をつけても室内がなかなか温まりません。

部屋の断熱性・遮熱性が弱い

木造の窓家の断熱性・遮熱性が弱い場合、暖房をつけてもすぐに熱が外へ逃げてしまうため、室内がなかなか温まりません。とくに築年数が古い家の場合、壁・床に木材を使用しているケースも。木材の建物は隙間風の影響を受けやすく、暖房の効きが悪くなります。部屋の断熱性を高めるには、断熱材を壁・床に施工する方法も。断熱材施工の解説については、後ほど詳しく紹介します。

冷房は効くのに、暖房が効かない場合の対策(個人)

「冷房は効くのに、暖房が効かない場合はどうすればいいの?」

暖房のみが効かない場合は「エアコン故障」の原因もありますが、それ以外の問題が理由になっているケースも。ここでは、個人で対策可能な「冷房は効くけど、暖房が効かない場合の対処法」について紹介します。

  • 暖房の設定温度を、意図的に少し下げる
  • 室外機にカバーをする
  • エアコンの風向きを下にする

また、暖房は効いているが効果が弱い・感じにくい時に行うと良い対策は「暖房が効かない!家が寒いと感じた時に効く暖房対策6選」で紹介しているので、あわせてご覧くださいませ。

暖房の設定温度を、意図的に少し下げる

気温が5℃以下、または雪が降る環境下の場合、室外機に「霜」がついて暖房機能が上手く働かなくなる可能性があります。

寒さ対策その場合は、暖房の設定温度を、意図的に「ほんの少し」下げて様子を見るのもひとつの手。

エアコン少し温度を下げることで、霜が室外機に付きにくくなり、霜取り運転防止に繋げることができます。「暖房が動き始めても、すぐ止まってしまう」「雪が降る環境下」という場合は、ぜひこの方法を試してみてください。

室外機にカバーをする

室外機に雪が積もると、霜が機器について「霜取り運転」が行われる可能性大。霜降り運転を防ぎたい場合は、雪が機器に被らないよう「室外機」にカバーをかけてあげる方法がおすすめ。この他にも、室外機の霜、雪を取り除いてあげるのもひとつの手。室外機に雪、霜がつかないよう対処することで、寒い環境下でも暖房が機能するようになるはず!

エアコンの風向きを下にする

エアコン暖房が効かない場合、暖かい空気が天井に溜まっている可能性も。

そもそも温かい空気は「上」に上がる性質があるため、エアコンの風向きを「上」にしていると、足元に冷たい空気がこもってしまいがち。そのため、暖房をつけても足元の冷えや、寒さを感じやすくなるのです。エアコンの風向きが「上」に設定されている場合は、「下」に変えることで、温かい熱が足元に届くようになり、足元からくる「冷え」から体を守る効果も!

足元の冷え、部屋の底冷え対策には、「部屋が床冷えする原因とは?底冷え防止に効果的な対策を、個人でできるものと業者に依頼できるものに分けて解説」で詳しく紹介しているので、あわせてご覧くださいませ。

冷房は効くのに、暖房が効かない場合の対策(業者)

「冷房は効くのに、暖房が効かない」という場合、エアコンの故障が起きている可能性があります。この場合は個人での対策が難しいため、プロに見てもらうのがおすすめ。本項目では、「冷房は効くのに、暖房が効かない場合の対策」として、業者に依頼できる対策を紹介します。

  • エアコンの故障・配管からのガス漏れがないかチェックしてもらう
  • 断熱リフォームをする
  • 天井・壁に遮熱シートを施工する

エアコンの故障・配管からのガス漏れがないかチェックしてもらう

エアコンの配管から「冷媒ガス」が漏れている場合、暖房機能が上手く働かなくなる恐れあり。この他にも、室外機内部にある「四方弁」が故障すると、冷房・暖房の切り替えが上手くできなくなるケースも。

「冷房は効くのに、暖房が効かないのはどうして……?」と感じた時は、まずエアコン本体の故障、ガス漏れなどの原因を追究した上で、対処することが大事。エアコン内部の確認は素人では難しいので、エアコンが機能しなくなった時には、一度修理サービス業者に故障・ガス漏れがないかチェックしてもらうことをおすすめします。

断熱リフォームをする

壁の断熱材家の断熱性が低い場合、室内の熱が外に漏れてしまい、暖房をつけてもなかなか温まらない可能性あり。断熱性が低い家の特徴は、主に以下のとおり。

  • 壁、床に木材を使用
  • 断熱材が入っていない
  • 窓……単板ガラス(1枚のみのガラスを使用)

木造住宅は、材質の隙間から外気が侵入するため、気密性が低下します。この他にも、「断熱材が施工されていない」「窓が単板ガラス」の場合、外気の影響を受けやすくなり、暖房の効きが悪くなる可能性大。断熱性能が低い家の場合は、家の壁・床に断熱材を施工する「断熱リフォーム」を行うと、家の気密性がアップして暖房の効きが良くなります。

断熱材とは、熱の伝わりを遅らせる素材のこと。断熱材は、種類によってコスト・性質が異なるので施工時にはコストパフォーマンスなども踏まえた上で施工するのがおすすめ。断熱材の選び方については、「断熱材はどう選べばいいの?断熱材の「選び方」と「種類」をわかりやすく解説」で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

天井・壁に遮熱シートを施工する

キッチン増築工事でサーモバリア部屋の天井、壁に遮熱シートを施工することで、暖房の熱を室内側へ反射させる働きにより、暖房の効きが良くなります。遮熱シートとは、輻射熱を反射する金属製アルミシートのこと。輻射熱とは、太陽、電気ストーブなどから伝わる「遠赤外線」による熱を意味します。

遮熱シートには、室内の熱を内側に反射する作用があるので、部屋の天井・壁に施工することで、室内の熱が外に逃げるのを抑え、寒い時期も快適に過ごせるようになります。

また、エアコンなどの対流熱などには断熱材で効果が期待できますが、電気ストーブなどの輻射熱に関しては断熱材では熱を逃がしてしまい、効果が見込めません。エアコンのみならず、電気ストーブなどを使用・併用している家庭では遮熱シートを導入するのも効果的でしょう。

関連記事:サーモバリアとは

まとめ

冷房は効くのに暖房が効かない場合、「一部の部品が故障している」などのトラブルが潜んでいる可能性大。エアコンの故障を感じたら、業者に故障がないかチェックしてもらうといいでしょう。

冷房は効くのに暖房が効かない場合、機器の故障以外にもさまざまな理由があるので注意が必要。「冷房は効くのに、暖房が効かない」原因は、主に以下のとおり。

  • 四方弁が故障している
  • 冷媒ガスが漏れている
  • 霜降り運転をしている
  • 部屋の断熱性能が弱い

もし「冷房は効くのに、暖房が効かない」と感じた場合は、まずは原因を追究した上で対策を行いましょう。暖房のみ効かない時の対策は、以下の対策を行ってみると良いでしょう。

(個人)

  • 暖房の設定温度を、意図的に少し下げる(寒い環境下の場合)
  • 室外機にカバーをする(寒い環境下の場合)
  • エアコンの風向きを下にする(エアコンの風向きが「上」になっている場合)

(業者)

  • エアコンの故障・配管からのガス漏れがないかチェックしてもらう
  • 断熱リフォームをする
  • 天井・壁に遮熱シートを施工する

冷房は効くが、暖房は効かない場合は個人での対応が難しい事が多いでしょう。修理の費用や買い替えを検討する前に、今後の電気代の節約や冷暖房の効果を高める遮熱材の導入検討してみてはどうでしょうか?ライフテックでは日頃の熱・温度に対してのお悩みの対策を紹介しております。是非ご一読ください。

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ライフテック
編集部

自宅や工場の熱問題に取り組む、株式会社ライフテックの編集部が執筆・監修を行いました。

当社は、断熱材だけでは防げない輻射熱を97%カットすることができる遮熱材「サーモバリア」を販売しております。サーモバリアは、住宅や工場などの屋根や壁に使用することで、夏の太陽の輻射熱による建物の温度上昇を抑え、体感温度を下げることができる、自宅や工場の熱問題の解消につながる製品です。

当社製品のサンプル請求、記事に関するお問い合わせなどは、各フォームからお気軽にご相談くださいませ。

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